創業メンバーが均等に出資をすることのデメリットはありますか?

 

Q 創業メンバーが均等に出資をすることのデメリットはありますか?

A 複数人で会社をおこす際は、最低でも1人が持ち株の過半数以上を持つようにしたほうがいいでしょう。
また、スムーズな経営を行う為にも、取締役の人数は少なくしたほうが吉です
 
複数人での会社設立はよくあるケースです。メンバー各々の特性を活かし、負担を分け合って運営していけるのはメリットです。しかし主導権や責任の所在が不明になり、お互いに依存してしまいうまくいかないという話もよくあります。たとえ今がよくても、会社が運営を続けていく中でそれぞれの考え、理念、方向性が変わっていく場合があるでしょう。
特に、設立時のメンバーで均等に出資をしたのに、後に経営に対する考えがズレてくると大変です。株式会社の場合、出資者の権限は出資額に応じて強くなります。
均等に出資をしたメンバーが、たとえば、3対3で対立した場合、決定は何もできなくなってしまいます。役員を選んだり、解雇したり、報酬を決定したりする場合は、過半数の同意が必要となるので、対立状態のまま行き詰まりになるかもしれません。株式はできるだけ特定の人に集中させましょう。
同じように、2人で会社を設立する際、半分ずつ資本を出しあう場合が多いようですが、対立した時のことを考え、どちらかが過半数を持っておいたほうが吉です。

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