会社設立にあたって親からの個人的な借金に借用書は必要ですか?
Q 親からの個人的な借金に借用書は必要ですか?
A 個人的な借金に問題はないですが、贈与とみなされない為に、借用書または金銭消費貸借契約書の作成が必要です。
両親から資金の援助を受ける際の方法を確認しておきましょう。
起業にあたり両親から借り入れをする場合、以下の方法が考えられます。
1.個人的な資金の贈与
贈与を両親から受けたら、贈与税を企業家個人として申告し、納めなければなりません。
しかし贈与税は年間で110万円までは発生しません。
2.個人的な資金の貸与
貸与の場合、税金は発生しません。ただし借用書がないと贈与税が発生する可能性があります。
3.会社からの出資
両親に株主になってもらう方法です。会社が軌道に乗ってから株を買い取り、出資関係を解消できます。
4.会社からの融資
個人ではなく会社として資金を借りる方法です。借用書が必要です。
借用書を作る際は、金額、利息、返済期間などの借入条件の明記が必要になります。
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